奈良県看護連盟は、看護連盟の母体である公益社団法人日本看護協会の目的を達成するための政治団体です。

2026年度奈良県看護連盟通常総会 特別講演

開催日:2026/6/13

開催場所:奈良県社会福祉総合センター

参加人数:113名

テーマ:天川村(地方部)での実践と政策への展開 -これからの看護師のあり方-

講師:山端 聡(天川村議会議員・看護師)

 看護師・介護福祉士の資格を持つ山端氏が「地域おこし協力隊」を経て2019年に設立した団体が天川村の「てとわ」です。山間部では、移動の壁や心理的な遠慮から「制度があっても使えない」という孤立が生まれがちです。そんな構造的課題に対し、「てとわ」の『異分野を横断した人づくり・地域づくり』は、これからの地域看護に大切な視点を教えてくれました。
山端氏は趣味のメダカの飼育を通じて、「ケアされる側」を「ケアする側」へと変えていきます。徐々に住民の自発性を引き出すアプローチには深く感動しました。
看護師が病院の中だけでなく、制度と地域を自由に行き来し、他分野とつながりながら暮らしに溶け込む。そして住民、専門職、地域全体の「三方よし」の循環を創り出す。医療の「当たり前」を見直し、一人ひとりのウェルビーイングに寄り添うこの柔軟な実践こそ、私たちが目指したい地域看護の本質があると感じた講演でした。

看護師の経験を地域づくりへつなげる行動力に驚きました。

看護師の経験を地域づくりへつなげる行動力に驚きました。